どっちが優先❓❓
いきなりですが。。。
ファッションを選ぶとき、
あなたは「好きな服」を優先しますか?
それとも「似合う服」を選びますか?
この問いに、すぐに答えられる人は少ないかもしれません。
なぜなら「好き」と「似合う」は必ずしも同じではないからです。
若い頃は「着たいから着る!」という気持ちで服を選ぶことが多かった人も、年齢を重ねると「似合わないと恥ずかしい」と考えるようになったり、逆に「多少似合わなくても好きなものを着たい」と思うようになったり。
人によって揺れ方は違いますが、誰もが一度は「好き」と「似合う」の間で悩むのではないでしょうか。
この記事では、その違いを整理しつつ、両立のヒントを具体的にご紹介します。
「好きな服」とは❓
「好きな服」は、心の中から自然と選ばれる服です。
それは流行に関係なく、自分の感情にダイレクトに訴えかけてくる服。色・柄・シルエット・ブランド、そのどれかに惹かれて「着たい!」と思った瞬間に選ばれる服です。
たとえば、鮮やかな原色のニットや、派手なプリントのスニーカー、ハードロック調の革ジャン。
人からどう思われるかより、自分のテンションを上げることを目的に選ばれます。

「好きな服」の特徴を整理すると——
- 主観的な選び方(自分の感情が基準)
- 「気分が上がる」「自分らしくいられる」といった理由が中心
- 他人からどう見られるかは二の次
さらに最近は、たとえ最初は似合わなくても「工夫して似合わせる」という行動派も増えています。
- 髪型やメイクを服に合わせて変える
- 小物やアクセサリーでバランスを取る
- しばらく寝かせておいたら自然に馴染んで似合うようになる
「好き」を軸にしながら、自分の努力や工夫で「似合う」に近づけていく人が多いのも現代的です。
「似合う服」とは?
一方で「似合う服」は、外見的な特徴と調和する服です。
顔立ち・肌の色・体型に合っていて、他人から見ても「自然」「素敵」と感じられる服のこと。

例えば、肌が明るい人が白シャツを着ると顔色が映えて見える。丸顔の人がVネックを着ると顔周りがスッキリ見える。こうした「外見と調和する服」が「似合う服」です。
「似合う服」の特徴は——
- 客観的な基準(他人から見ても違和感がない)
- 外見に合う「色」「形」「素材」「テイスト」が重要
- 着ることで「安心感」や「自信」につながる
近年は「骨格診断」や「パーソナルカラー診断」が流行したことで、「似合う」を基準に服を選ぶ人が増えました。
診断ブームは、自分に似合うものを知る大きなきっかけになっています。
「好き」と「似合う」がズレる理由
では、なぜ「好き」と「似合う」はズレるのでしょう?
理由はいくつかあります。
- 客観視の難しさ
自分を冷静に見ることは意外と難しく、他人の目と自分の感覚が食い違います。 - 内面と外見のギャップ
「こう見られたい」という理想像と、実際の外見が一致しない。たとえば「カッコよく見られたい」と思って黒レザーを着ても、顔立ちが柔らかい人だと「怖そう」に見えることもあります。 - コンプレックス
外見の悩みから、あえて真逆のファッションに惹かれることも。小柄な人がオーバーサイズを好む、童顔の人が大人っぽい服を選ぶなど。 - 年齢の変化
若い頃に似合っていた服が、顔つきや体型の変化によって「しっくりこない」と感じるようになるのはよくあること。
年齢の変化は特に大きな要因です。
「昔は好きな服を着ればテンションが上がったのに、今は逆に違和感を感じる」——そんな悩みは、多くの人が通る道です。
実際のアンケート結果
ある記事によると、お洒落好きな人たちにアンケートを書いてもらったそうです。
なんと4人に1人が「似合う服」を選んでいる というのです。
多くの人は「好きな服」一択だろうと予想していたのに、予想外の結果となりました。
「好きな服」を選んだ人の理由
- 気分が上がる
- 自分らしさを大切にしたい
- 他人の評価は関係ない
- 工夫して似合わせること自体が楽しい
つまり「好き」を軸にしてファッションを楽しむ“行動派”です。
「似合う服」を選んだ人の理由
- 自信がない
- 周囲の目が気になる
- 年齢とともに「好きな服」が似合わなくなった
- 今の自分を受け入れたい
こちらは「受容派」と言える人たちです。
面白いのは、「似合う服」を選んだ人が「結果的に好きになった」という声が多いこと。
- 第三者から褒められて自己評価が上がる
- 自分を素敵に見せてくれる服だから嬉しい
- 自信を持って歩けるようになる
つまり「似合う」から入って「好き」に変わっていくケースも多いのです。
「好き」と「似合う」を両立させる方法
両立のカギは「工夫」です。
1. 顔周りを変える
- 髪型や髪色を変える
- メイクや眉の色で印象を変える
- 眼鏡・ピアス・ネックレスなど小物を似合う色にする
顔周りを調整するだけで、意外と「好きな服」も馴染みやすくなります。
2. 着方を工夫する
- 袖をまくる、襟を抜く、ボタンを外す
- 違和感のある部分はレイヤードで隠す
- 好きな部分だけを見せるようにコーデを組む
「着方ひとつ」で印象は大きく変わります。
3. バランスを変える
- 丈を詰めてシルエットを調整する
- ヒールで全体を縦長に見せる
- 長期的には「痩せる」「鍛える」といった体型改善も効果的
ファッションは静的なものではなく、体型やライフスタイルとの動的なバランスで変化していくものです。
年代別にみる「好き」と「似合う」
10代・20代 … 「好き」を優先する人が多い。流行に敏感で、新しいものを試す楽しさが強い。
30代 … 仕事やライフスタイルの変化から「似合う」に目が向く。職場での印象やTPOも考慮。
40代・50代 … 顔つき・体型の変化を感じやすくなり、「好き」と「似合う」のギャップに悩む時期。
60代以降 … 自分らしさを再確認し、「似合う服」を着て安心感を得ながら「好き」と両立させていく傾向。
どの年代も「好き」と「似合う」の両立を模索しています。
まとめ
「好きな服」と「似合う服」は相反するものではなく、工夫次第で両立できます。
- 「好きな服」は心を満たすもの。気分を上げ、自分らしさを表現する。
- 「似合う服」は外見と調和し、自信や安心感を与えてくれる。
- 両者のバランスをとることで、ファッションはもっと豊かに。
結局のところ大切なのは「自分をどう楽しませたいか」。
ファッションを楽しむことは、人生を楽しむこと。
今日からあなたも「好き」と「似合う」を味方につけて、もっと自由にファッションを楽しんでみませんか?


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